手書きペン対応の新型Kindle「Kindle Scribe」が発売
Amazonは、2022年9月28日に、手書きペンに対応した10.5型のディスプレイの電子書籍リーダー「Kindle Scribe」を発表しました。日本での発売は2022年11月30日で価格は47,980円から。
更新日: 2024.4.18公開日: 2022.10.3
Kindle Scribeが従来のKindleと違うところ
Kindle Scribeは、Amazonの電子書籍リーダーKindleシリーズ初となる、専用ペンでの手書き機能に対応した電子書籍リーダーです。10.5型の大型ディスプレイとノート機能、メモ機能、ToDo管理などのステーショナリー機能が搭載されている点が従来のKindleと違います。
簡単に言えば「電子書籍リーダー + 電子メモパッド」がkindle Scribeです。
楽天Koboではkobo elipsaがほぼ同等機能の電子書籍リーダーとして先行して発売されているため、業界のトレンドにKindleが追随した形になります。
なお、10インチクラスのKindleは、9.7型のE Inkディスプレイを採用した「Kindle DX」以来となります。
Kindle Scribeのスペック
Kindle Scribeのスペックを、これまで最上位モデルだったKindle Oasisと比較してみます。
スペック | Kindle Scribe | Kindle Oasis |
---|---|---|
画面サイズ | 10.5インチ | 7インチ |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
ストレージ | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
フロントライト | 25LED | 35LED |
本体サイズ | 159 x 141 x 3.4-8.4 mm | 196 x 230 x 5.8 mm |
本体重量 | 188g | 433g |
価格 | ¥29,980〜 | ¥47,980〜 |
画面サイズとそれに伴う本体サイズの違いは当然ですが、注目したいのはストレージと本体重量。
ストレージはこれまでは32GBが上限でしたが、Kindle Scribeで初めて64GBモデルが登場。漫画などをたくさん保存しておきたいユーザーにとっては朗報でしょう。
本体重量については、433gとかなり重く、同等サイズのApple iPadと同じくらいの重量になっています。これまで、電子書籍リーダーは同等サイズのタブレットよりも軽いことが多かったですが、Kindle Scribeについてはタブレットと同じ感覚で使うことになります。
価格については、47,980円からと見ると非常に高く感じますが、一つ下のサイズであるKindle Oasisの32GB広告なしモデルが34,980円ということを考えると、Kindle Scribeのコスパは悪くないと言えます。