本の買い方

電子書籍に中古本はある?自分のを売ることは出来る?

紙の本では一般的な中古本ですが、電子書籍には中古本はあるのでしょうか?自分が買った電子書籍をフリマやオークションなどで売ることは出来るのかをまとめました。

公開日: 2022.8.31

電子書籍の購入は「利用権の購入」なので中古がない

紙の本の場合、読み終わって不要になったら中古本屋に下取りしてもらったり、オークションやフリマで売却するのがメジャーです。しかし、これは電子書籍では出来ません。

というのも、電子書籍の購入は、電子書籍データの所有権を購入するのではなく、そのプラットフォームでの「利用権」を購入しているのに過ぎません。そして、その利用権を譲渡したり転売することは、プラットフォーム認めていないのです。

電子書籍はプレゼントが出来ないのも同様の理由です。

紙の本の場合、本という物体の所有権を購入しているので、自分の意思で転売したり、譲渡したりすることが出来ますが、ここが電子書籍との大きな違いと言えます。

買った電子書籍を「中古として売れない」のはデメリットの一つ

本を読むスタイルは人の数だけあるでしょう。

「読み終わったらすぐに売ってしまう」という方もいるでしょうし、「買った方は本棚にコレクションしておきたい」という方もいるでしょう。もしくは「本はたくさん持っていたいけど、自宅スペースを使いたくない」という人もいるでしょう。

「電子書籍は中古として売れないのがデメリット」と言われますが、「読み終わったらすぐに売ってしまう」という方にとってはそうかもしれませんが、コレクションしたい、持っておきたいという方に取ってはさほど大きな問題ではないでしょう。

つまり、「電子書籍を中古で売れない」というのは、電子書籍のデメリットの一つであって、電子書籍全てを否定するものではありません。

自分のスタイルにあった買い方をしよう

現在は電子書籍と紙の本の値段の差はあまりありませんし、物流網の発達で通販で購入すれば発売日に自宅に届くのが当たり前になっていて、電子書籍と紙の本の差はほぼありません。

ですから、「読んだら売ってしまう」という方は紙の本を選べば良いですし、「買った本は売らないから手軽にミニマルに読書を楽しみたい」という方は電子書籍を選べば良いのではないでしょうか。